お手入れ
日頃のお手入れさえしっかりしていれば、畳床は30年くらいもつと言われています。毎日の掃除には、ほうきや掃除機でホコリを取り除くと良いでしょう。畳のお手入れにはNGワードもありますので、しっかりと頭に入れといてください。
・ほうきで掃く場合
ホコリをおさえるために茶ガラを固くしぼって畳の上に撒き、畳の目に沿って部屋の隅もしっかり掃きます。
・掃除機を使用する場合
静かにゆっくり同じ部分を何度も往復させます。ダニ予防にもなります。頻繁に掃除機を使いすぎると、畳が早く痛む原因にもなるのでご注意を。
・天気の良い日は風を通す(雨の次の日は空気中の湿気が多いので避けて下さい。)
畳干し(裏側)をすることによって畳を長持ちさせ、カビ・ダニを防ぐ有効な手段です。しかし、畳を干すことはなかなか難しいことかもしれません。それであれば半年に一度、梅雨明けの頃と暮れの近くの天気の良い日を選んで、畳の片側を持ち上げよく乾かしたジュースの缶などをはさんで、風を通すだけでも畳を外に陰干しするのと同じような効果があります。畳の下にたまったホコリも掃除機で吸い取りましょう。又、天気が良い日が続いた時は、窓や部屋の戸を開け風通し良くしましょう。扇風機などを使い、空気を循環するのも効果的です。
・NGワード
△ 濡れた雑巾で畳を拭かない
畳は湿気を嫌います。どうしても濡れ雑巾を使う場合は、お湯を使い雑巾は固くしぼってから使いましょう。
×洗濯物を室内で干すときは…
畳がある和室では洗濯物を干すのはやめましょう。カビの原因になります。
△ ジュウタンは畳の上に敷かない
畳は呼吸をしています。湿気がたまりやくすなり、ダニやカビが繁殖しやすくなります。また、畳表の油分が次第になくなり、傷みやすくなります。なるべく敷かない方が良いでしょう。
× 重い物を置く時は…
ピアノや机のような脚がある重い物をそのまま置くと畳表や畳床も傷みます。なので、重い物と畳の間に「あて板」をすると良いでしょう。
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